『私をパー子と呼ばないで(京都パープルサンガ)』



 2006年4月29日、ある情報が飛び込んできました。今年からJ1に復帰した京都パープルサンガが、来季からチーム名を「京都サンガ」に変更するそうです。別に、このこと自体は、チーム名が長かったから短くするのは丁度いいかな、名古屋グランパスエイトも長いから名古屋グランパスなんて短くしたほうがいいんじゃない?と何ら不思議には思われない情報なのかもしれません。ですが、もし、この裏にある事実が隠されていたとしたら、どうでしょう。
 京都パープルサンガにはマスコットがいます。まず、もちろん、メインマスコットであるパーサくん、2003年から登場したコトノちゃん。コトノちゃんは当然、パーサくんのガールフレンドだと思われていましたが、ただの友人だそうです。
 であるならば、なぜ、登場したのでしょう。当然、ガールフレンドの方がチームとしても都合がよいと思うのですが。
 話を核心へと持っていきましょう。実はコトノちゃんは名古屋グランパスエイトのマスコットのグランパス君の京都妻なのです。このことを知らずに公募した結果、登場したのがコトノちゃんです。身元の固い京女だから大丈夫と思いきや、コトノちゃんは、ジャン・レノ風のちょい悪おやじにあこがれるとても危険な女だったのです。コトノちゃんを採用した後で事実を知った京都パープルサンガはこの事実を重く受け止め、このことを外に漏れないようにしました。コトノちゃんも口の堅い京女、グランパス君に迷惑のかかることを平気でするようなことはしません、そんな軽薄な女ではありませんから、当然、チーム側と合意し、事実を公言しないことを誓いました。
 ところが...です。困ったことにコトノちゃんという名前を知らない人々がコトノちゃんのことを間違えて、「パー子」と呼ぶことが多くなってきました。別に、これ自体はあまり気にする必要がないかもしれません。ですが、蟻の穴から堤も崩れるということわざもあります。「パー子 = パコ(グランパス君の妻)」というイメージが沸き起こり、京都妻という事実が漏洩するかもしれません。今のうちに手を打っておいたほうが事実を隠蔽できると考えたチーム側はチーム名を変更することにしました。それが今回のニュースなのです。
 しかし、考えれば考えるほど、チーム名変更は不自然な話です。京都サンガという名が定着したというのが公けの理由ですが、パーサくんは京都パープルサンガが京都サンガと変更になってもサンガくんとは改名はしません。それなのに、チーム名だけ変更とは...。やはり、事実が明るみに出るのを恐れてという結論が正しいでしょう。
 このコトノちゃんとグランパス君に関する話は、まだ、どの週刊誌にも登場していない極秘情報です。ですが、私の元には極めて信憑性の高い情報がもたらされました。情報源は明らかにはできませんが、二人がやりとりしたメールの写しも私の手元にはあります。私は真実だと確信しております。どこかの政治家とは違います。
 なお、グランパス君がコトノちゃんと関係を持った時期は不明です。ですが、中日スポーツのサイトにイラスト付きでグランパスの試合などにコメントを載せているグランパス君。仕事上、当然、チームとともに遠征しているはずです。でないとコメントなど書けないはずですから。チームとともに遠征することが多ければ、どこかに愛人ができるという可能性もあるわけです。
 考えてみてください。あのグランパス君ですよ。モテないはずがないじゃないですか。仕事ができる男は遊びもできる、そして、女にもモテるんです。また、仕事ができる男だからこそ、京都妻がいても家庭に戻れば家族愛に満ちたパパを演じることができる。しかも、ばれることなく。
 私は今回、また、一つ新たな事実を明らかにしました。しかし、後悔はしていません。W不倫でグランパスファミリーの印象を悪くしてしまうかもしれないと一時は情報公開をためらいましたが、真実の扉を広く開く道を選択しました。
 なぜなら、別に印象を悪くしない、いや、それどころか、女を囲っていて、かつ、家庭でうまくやっている男など、そうはいない、それができるのはグランパス君ぐらい、そういう男はある意味尊敬こそされ軽蔑されることなど、あるはずがない、軽蔑するのはそれができないことからくる嫉妬心だと気づいたからです。
 ですから、みなさん。離婚をせまらずグランパス君を立てる口の堅いコトノちゃんのことも仕事のできるグランパス君のことも軽蔑しないでくださいね。
 パーサくんは、燃える情熱とアグレッシブな行動力を持っていると自負している。コトノちゃんとは今は単なるお友達の関係だが、いずれは自分に惚れ、自然と伴侶になるものだと思っているようだ。
 コトノちゃんは、由緒正しき家柄出身ながら、危険な香りのする恋愛を楽しむ癖がある。パーサくんのことを単純で面白みに欠ける存在と思っている節があり、恋愛に発展するかは疑問である。



 調査終了報告年月日 平成18年5月13日



(注)絶対に本気にしないでください。これはフィクションです。