『グランパスジュニア〜あの人は今・・・〜(名古屋グランパスエイト)』



 2006年7月19日、名古屋×広島戦にてグランパスジュニアが帰ってきました。一時期、失踪していた、いや、姿を人前に現さなかったグランパスジュニアが瑞穂に姿を現しました。
 みなさんはあまりの変わりように驚きませんでしたか?私は正直びっくりしました。いくら「たくましくなって帰ってきた」といってもあれはやりすぎです。
 グランパスファミリーにいったい何があったのでしょうか。私は調査してみました。
 2006年のある日、グランパスジュニアは「俺はこのままで終わる男じゃないんだ!」と言い残し、家を飛び出したそうです。向かった先はアメリカ。かねてから「絆」を大切にしていたグランパスファミリーに、この「家庭不和」は絶対に外に漏れてはいけない話題でした。そのため、事実漏洩を恐れたグランパス家は家族会議の結果、あることを決意しました。幸いにして、世界に誇る技術を持つTOYOTAの全面協力を得ることができました。それにより、あの新生グランパスジュニアが誕生しました。
 そう、あのグランパスジュニアは実はロボットだったのです。TOYOTAが製作した最新鋭のロボットです。「機動戦士ガンダム」に登場する「グフ」「ゲルググ」に匹敵する高い性能を持っています。また、「ジオング」のように頭部が着脱可能です。世界のTOYOTAの技術の粋を集めて作られた世界最高水準の機動性を持ったロボットです。そのため、今はピッチ内での登場にとどまっています。なぜなら、ピッチ外でお見送り等に参加し、一般客と触れ合えば、すぐにロボットだとばれてしまうからです。
 なお、今回の調査でグランパスジュニアに近い人物から「彼のメッセージ」として言葉を預かっていますので、ここにご紹介したいと思います。
 「おれは今まで親父のおっきな背中を見つめて好きなことをやらせてもらった。今、自分一人になってみて親父の偉大さがよくわかった。いつか、必ず、一人前の男となって戻ってくるよ。」
 ですから、みなさん、グランパスジュニアが戻ってきた時には、どうか暖かい拍手で迎えてあげてください。
 グランパスジュニアは、今は日本にはいない。自分自身の進むべき道を模索し、アメリカへ旅立った。現在、瑞穂や豊田に出現するグランパスジュニアはロボットである。本物のグランパスジュニアは、大物となって、いつの日か、きっと日本に戻ってくることだろう。



 調査終了報告年月日 平成19年2月10日



(注)絶対に本気にしないでください。これはフィクションです。